【簡単】ライティングスキルが爆上がりするコツ・文法・テクニック12選
ライティングスキルってどうやったら上がるの?
今回は、こんな疑問にお答えします。
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EXTAGE株式会社 ライティング責任者|記事執筆・添削数は累計3000記事以上|Webライター100名以上が在籍する講座を運営
本記事の内容
- ライティングスキルは無心で書くだけでは上がらない
- ライティングスキルが上がる3つのコツ
- ライティングで間違いがちな4つの文法
- 読みやすい文章になる5つのテクニック
ライティングスキルとは、読みやすく、分かりやすい文章を書くスキルです。
とはいえ、具体的にどうしたら良いのか分からないですよね。
そこでこの記事では、文章が分かりやすくなるポイントを12個紹介します。
すぐにできる簡単なものばかりですので、ぜひ実践してくださいね。
ライティングスキルは無心で書くだけでは上がらない
そもそも文章を書くときは、誰かに読まれる前提で書きますよね。
しかし、無心で書いた文章は工夫がされていないので、最後まで読んでもらえません。
とくにweb記事の場合、読みにくかったら読者はすぐに離脱してほかのページに行ってしまいます。
文章を最後まで読んでもらい、伝えたいことをちゃんと伝えるためには、以下のことが大切です。
- 分かりやすく書く
- 読者を納得させる
- 読者に誤解を与えない
- 読者に違和感を感じさせない
つまりライティングスキルとは、上記の4つを満たした文章が書ける能力のこと。
理想は、スラスラ読めて内容が頭にスッと入る文章です。
ただ書き続けるだけでは上達しません。意識して書くのが重要なのです。
ライティングスキルが上がる!3つのコツ
まずは、ライティングスキルが上がる3つのコツを紹介します。
- 簡潔に書く
- 一文は40~60文字程度におさめる
- 同じ言葉を連続させない
1つずつ解説していきますね!
コツ①簡潔に書く
簡潔に書くといっても、どんな文章が簡潔なのか分かりにくいですよね。
具体的には、以下のポイントに注意してみてください。
- 結論から書く
- 中学生が読んでも分かる言葉を使う
- 一文一義(解説アリ)
一文一義とは
1つの文で伝えることは1つだけにすること。
これだけでは分かりにくいので、例を挙げます。
例:
Aさんが料理を作り、新人のBさんが盛り付けを担当しているのですが、Bさんの作業が遅くて料理が冷めてしまうとAさんが怒っています。
上の文章では、一文にいろんな要素が詰め込まれていて、分かりにくいですよね。
これを一文一義に修正すると、
Aさんは料理、Bさんは盛り付けを担当しています。Bさんは新人なので手早く作業ができません。そのため、Aさんは「料理が冷めてしまう」と怒っています。
要素ごとに「。」で区切ると、読みやすくなったのが分かると思います。
とはいえ、いきなり短くしようとすると、書くのにすごく時間がかかる恐れも。
とりあえず思うままに書いて、あとから要素ごとに分けるとやりやすいですよ!
コツ②一文は40~60文字程度におさめる
次に、「。」で終わる一文の長さは、40文字〜60文字程度と覚えてください。
長い文章だと理解しにくいですし、読者が疲れてしまいます。また、長い文章はスマホで見ると行数が多くなるので、読みにくい印象を与えてしまいます。
40〜60文字というのは、スマホで見ても違和感のない長さです。
削れる言葉は徹底的に削って、できるだけ短い文章にしましょう。
コツ③同じ言葉を連続させない
文章の中で同じ言葉を繰り返すと、以下のような印象を与えてしまいます。
- 単調
- 幼稚
- くどい
とくに3回連続「です。」や「ます。」で終わっているなど、文末が連続しているとリズムも悪くなります。文章を書いた後は必ず見直すようにしましょう。
対処法としては、体言止め(文の最後を名詞にする方法)を混ぜる・「〜しょう」「〜ません」なども加えるとリズムが生まれ、読みやすい文章になります。
文章は、リズムを意識して書くと読みやすくなりますよ!
ライティングスキルは正しい日本語から!間違いがちな文法4つ
文法が間違っていると、読者に小さな違和感を与えます。「なんとなく気持ち悪い」と思われると、続きを読んでくれない可能性も。
ここでは、とくに間違いやすい文法を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 主語と述語が合っていない
- 修飾語と被修飾語が遠い
- 接続詞が不適切
- 助詞が不適切
正しい文法で書かれていると、文章がグンと読みやすくなります!
では、具体的に解説していきますね。
間違い①主語と述語が合っていない
主語と述語を合わせるのは基本的なことですが、結構間違いやすいです。
分かりやすい間違いの例を挙げると、こんな感じの文章。
今月の目標は、体重を3キロ減らします。
この場合「目標」が主語なので、「減らします」で終わるとおかしいですよね。これを「ねじれ」と言います。
上の文章を正しく書くと、
今月の目標は、体重を3キロ減らすことです。
となります。
実は、考えながら文章を書くと「ねじれ」が起こりやすいんです。
ですので文章は一気に書いて、あとで主語と述語が合っているかを見直すのがおすすめです。
間違い②修飾語と被修飾語が遠い
修飾語と被修飾語、と言われてもピンと来ないと思いますので、まずは例を挙げますね。
赤いカバンの中の財布を取り出してください。
この場合、「赤い」のはカバンなのか、財布なのかが分かりにくいですよね。
こういった、読者が混乱する文は書かないようにしましょう。
正しく書き直すと、
赤いカバンの中の、財布を取り出してください。(赤いのはカバン)
カバンの中の赤い財布を取り出してください。(赤いのは財布)
こうなります。
語順を入れ替えるだけで、何が「赤い」のかが明確になりますね!
間違い③接続詞が不適切
接続詞は前後の文をつなぐ単語なので、上手に使えば伝わりやすい文章になります。しかし、正しい使い方を知らないと「変な文章」を書いてしまいがち。
たとえば、以下のような文章です。
筋トレをするとカッコいい身体になれます。なぜなら、筋肉を鍛えれば太りません。
一見、意味が通じているように思いますが、なんとなく違和感がありますよね。
その違和感の正体は、「なぜなら」に続く文章を「〜からです」で受けていないから。
正しく書き直すと、こんな文章になります。
筋トレをするとカッコいい身体になれます。なぜなら、筋肉を鍛えると太りにくくなるからです。
なお、接続詞は大きく分けて6種類あるので、それぞれの使い方をマスターして、正しく使いましょう。
接続詞の使い方と例
種類 | 使い方 | 例 |
---|---|---|
順接 | 前の文を受けて自然につなぐ時 | だから・すると・そのため など |
逆説 | 前の文と反対方向へ導く時 | だが・ところが・しかし など |
並列 | 前の文と対等につなぐ時 | また・かつ・それから など |
対比 | 前の文と比較する時 | むしろ・いっぽう・あるいは など |
説明 | 前の文を言い換える時 | つまり・すなわち・ようするに など |
転換 | 前の文から話題を変える時 | さて・ところで・それでは など |
ただし接続詞を使いすぎると、ダラダラした文章になるので注意してくださいね!
間違い④:助詞が不適切
助詞は言葉と言葉をつなぐもので、ライティングでは「てにをは」と表現される場合もあります。
ニュアンスや関連性を表すものなので、助詞を上手に使える人はライティングスキルが高いと言えるでしょう。
ただし使い方を間違えると、全く意味の違う文になることも。
たとえば、
- 僕「も」気をつける
- 僕「は」気をつける
- 妹「が」服を買った
- 妹「に」服を買った
1文字違うだけで、意味が変わっていますよね。
またニュアンスの違いとしては、こんな例があります。
- 虫「が」嫌い:直前の言葉(虫)が強調されている印象
- 虫「は」嫌い:ほかに選択肢がある印象
どちらも正解なのですが、伝わり方が違いますよね。
ちなみに、助詞には以下の5種類があります。
助詞の使い方と例
種類 | 使い方 | 例 |
---|---|---|
格助詞 | 言葉と言葉の関係を表す | が・の・を・に・へ・と・から・より など |
副助詞 | ニュアンスを表す | は・も・こそ・さえ・でも・しか・まで・だけ・ばかり など |
終助詞 | 文末を表す | か・の・な・ね・よ・や・わ など |
係助詞 | 強調や疑問を表す | は・も・こそ・さえ・でも など |
接続助詞 | 前後の文節をつなぐ | ば・と・ても・から・ので・が・て・し・つつ・ものの など |
助詞を使いこなせたら、一気に文章のレベルが上がります!
ライティングスキルに必須!読みやすい文章を書くテクニック5つ
文章は内容だけではなく、見た目も大切です。
そこで、読者に「読みやすそう」と思ってもらえるテクニックを5つ紹介します。
- 難しい言葉を使わない
- 指示語を避ける
- 表記を統一する
- 箇条書きを使う
- 改行・読点・「」を適切な位置に入れる
順番に解説していきますね!
テクニック①難しい言葉を使わない
読みやすい文章にするためには、難しい言葉を使わないことが大前提です。
文中に意味の分からない略語や熟語が出てくると、読者に頭を使わせることになります。
難しい言葉は、できるだけ簡単な言い回しに置き換えるようにしてください。
たとえば、
- 鑑みる→ふまえる
- 試みる→チャレンジする
- 罵詈雑言→ひどい言葉
など。
また、ひらがなと漢字のバランスも大切です。
漢字ばかりの文章はパッと見たときに「難しそう」という印象を与え、反対にひらがなが多いと幼稚に見えます。
ひらがなと漢字のバランスは、7:3を目安にしましょう。
なお、カタカナはスマートな印象を与えますが、乱用すると読みにくく、記憶に残りにくい特徴があります。そのため、カタカナは全体の1割程度にしておくと良いです。
テクニック②指示語を避ける
「あれ」「それ」などの指示語は、話し言葉ではよく使いますが、文章ではあまり使わない方が良いとされています。
理由としては、
- あいまいな表現だから
- 読者に「『あれ』って何?」と疑問を抱かせてしまうから
などが挙げられます。
とはいえ、指示語を全く使わないと文章がくどくなったり、リズムが悪くなったりしますよね。
指示語を使うのは、直前の言葉を指すときだけにすると良いですよ!
テクニック③表記を統一する
また、1つの記事の中で同じ言葉の表記がバラバラだと、統一感がなく読みにくい文章になってしまいます。
たとえば同じ「1キロ」でも、
1Kg / 1kg / 1000グラム / 1000g / 1,000g
など、さまざまな書き方がありますよね。
あらかじめ一定の表記ルールを決めておくと、「文章の始めと終わりで書き方が違う」といったことは防げます。
表記ルールの例
種類 | ルール |
---|---|
数字 | 桁区切りや、5桁以上の表記の方法(11,000・1万1千)など |
アルファベット・カタカナ | Web・web、PC・パソコン、スマホ・スマートフォン など |
ひらがな | いま、たくさん、さまざま、あらかじめ など |
ルールを決めれば、ひらがなと漢字のバランスも取りやすくなりますよ!
テクニック④改行・読点・「」を適切な位置に入れる
読みやすい文章にするためには、見た目の工夫も大切です。
隙間なく文字が詰まった文章は、読む気になれませんよね。
見た目をスッキリさせたいなら、以下のことを意識してみてください。
- 「」でメリハリをつける
- 句点(。)ごとに改行する
- 3行ほどの固まりで改行する
- 息継ぎのタイミングで読点を打つ
- 漢字やひらがなが続くときに読点を打つ
なお、文中の改行はNGです。理由は、1行に表示される文字数は端末によって異なるから。
自分のパソコンではちょうど良いレイアウトでも、スマホだと変なところに改行があったり、間が空きすぎたり、という可能性があります。
どんな端末で見ても不自然にならないように、気を配りましょう!
テクニック⑤箇条書きを使う
箇条書きには、4つのメリットがあります。
箇条書きのメリット
- 記憶しやすい
- 情報が整理される
- 視覚的に分かりやすい
- 右脳と左脳の両方で理解できる(解説アリ)
左脳は論理的な脳、右脳は感覚的な脳です。
つまり、「文章を読む」のが左脳、「見たままを記憶する」のが右脳。
箇条書きは文章が短くて読みやすく、見た目がスッキリしているため画像のように頭に残りやすいのです。
さらに、箇条書きの語尾を揃えると統一感が出て見やすくなります。
たとえば、「筋トレの前に準備すること」を箇条書きにした場合、
悪い例
- 着替え
- マットを敷く
- プロテイン
良い例
- ウェアに着替えること
- マットを敷くこと
- プロテインを飲むこと
こんな感じです。良い例のように、「こと」で終わるように統一したほうが見やすいですよね。
単に箇条書きにするのではなく、一工夫するのがポイントです!
まとめ:ポイントを掴めばライティングスキルは爆上がりする
今回は、ライティングスキルをアップさせる方法を12個紹介しました。
本記事の要約
- ライティングスキルは無心で書くだけでは上がらない
- ライティングスキルが上がる!3つのコツ
- コツ①簡潔に書く
- コツ②一文は40~60文字程度におさめる
- コツ③同じ言葉を連続させない
- ライティングスキルは正しい日本語から!間違いがちな文法4つ
- 間違い①主語と述語が合っていない
- 間違い②修飾語と被修飾語が遠い
- 間違い③接続詞が不適切
- 間違い④助詞が不適切
- ライティングスキルに必須!読みやすい文章を書くテクニック5つ
- テクニック①難しい言葉を使わない
- テクニック②指示語を避ける
- テクニック③表記を統一する
- テクニック④箇条書きを使う
- テクニック⑤改行・読点・「」を適切な位置に入れる
これらをふまえて記事を書いていけば、ライティングスキルは爆上がりします。
どれも簡単にできる方法なので、早速やってみてくださいね!
なお、ライティングの基礎や手順が知りたい方は、こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。