【完全攻略】セールスライティングの書き方|絶対読むべきハンドブックも紹介
セールスライティングの書き方が分からない…。初心者でも簡単に書ける方法を教えてほしい。
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- セールスライティングとは、販売を目的とした文章
- セールスライティングに必要な要素【基本の型】
- セールスライティングで使える文章の型
- セールスライティングの注意点
この記事を書く僕は、ブログ歴4年。月収は100万円を超えています。
本記事の執筆者
EXTAGE株式会社 代表取締役|上場企業を含むSEO担当社数は30以上|出版書籍『文章でお金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』
EXTAGE株式会社 ライティング責任者|記事執筆・添削数は累計3000記事以上|Webライター100名以上が在籍する講座を運営
今回は、ブログやメルマガでアフィリエイトをしようと考える方や、高額LP案件などで効率良く稼いでいきたいwebライターさんに役立つ「セールスライティング」の基礎や書き方を紹介していきます。
そもそもセールスライティングとは何かを「売る」ための文章であり、ウェブ上で商品やサービスを売るなら絶対に必要なスキル。
文章で物を売るためには、セールスライティングを習得しましょう。
では、早速本題へ!
セールスライティングとは販売を目的とした文章のこと
冒頭でも少し触れましたが、そもそもセールスライティングって何なのか?というお話からしていきましょう。
セールスライティング=販売を目的としたライティング
つまり、文章を使った営業のことで、販売する商品やサービスを魅力的な文章で紹介し、読者の購買意欲を促します。
インターネット社会の現在、特にウェブ上でのセールスライティングはめちゃくちゃ需要が高いですね!
スキルを身に付けておけばセールスライターとして稼いでいける上、アフィリエイトでもガンガン収益を上げていけるでしょう。
セールスライティングはコピーライティングとどう違う?
なお、セールスライティングと混同されがちな手法に「コピーライティング」がありますが、両者は別モノです。
- セールスライティング:購買意欲を促す文章
- コピーライティング:印象付けを目的とする文章
コピーライティングも最終的には「販売」を目的としているケースが多いものの、あくまで印象を付けて認知度やイメージを向上させるための文章。
つまり、セールスライティングのように、読者へ直接行動を促すライティングではありません。
セールスライティングのスキルが求められるケース
では、セールスライティングはどのようなシーンで求められるのか?具体的には以下のようなものがあります。
- DM作成
- LP(ランディングページ)
- ブログアフィリエイト
- 広告ページ
- メルマガ作成
- ネットショッピングの商品ページ
上記は全て、ある特定の商品を販売したり、サービスに申し込んだりしてもらう目的があるので、当然セールスライティングのスキルが必要不可欠です。
もちろん、セールスの文章だけでなく、タイトル(件名)や書き出し、ページのデザインも重要!
仮にwebライターの方で上記のような案件に応募する際は、「セールスライティング術が必要かも…」とちょっと身構えておいた方がいいですね。
なお、セールスライティングを学ぶなら、大前提として基礎的なライティングスキルが必要ですから、「ちょっと自信がないなぁ…」って人は以下のコンテンツもぜひチェックしておいてください。
セールスライティングに必要な要素【基本の型】
まずは、セールスライティングにおける必要な要素(基本の型)から紹介していきます。
セールスライティングの基本の型
- トップコピー(キャッチコピー)
- ボディコピー
- クロージングコピー
LPページやメルマガ、DM、ブログアフィリエイト等、どんな媒体を使うとしても必ず理解しておくべき基本構成なので、しっかりマスターしておきましょう。
①トップコピー(キャッチコピー)
トップコピーは、ターゲット(見込み客)の興味を惹きつけ、メインであるボディコピーへ読み進めてもらうための超重要パーツです。
誤認しがちですが、トップに必要なのはセンス抜群のキャッチコピーではありません。読者目線に立ち、読者の欲求を刺激するような文章を書きましょう。
トップコピーのポイント
- ユーザーへ「ベネフィット」を伝える
- 信頼感を高める
- 数値を提示して具体性を持たせる
ちなみに、ベネフィットを日本語に訳すと「利益」という意味がありますが、セールスライティングにおけるベネフィトとは、商品やサービスを使って読者がどんな恩恵を受けられるのか・どう変化するのか?という点です。
例えば、「痩せる」がメリットの商品を紹介する場合、ベネフィットは「心身ともに元気になる」や「洋服がワンサイズダウンする」、「ポッコリお腹がスッキリする」など。商品の購入によって読者が得られる未来ですね。
メリットの言い換えのように感じますが、意味が全く違うので要注意!
②ボディコピー
ボディパーツには、本格的に読者の購買意欲を促す目的があり、セールスライティングにおいて最も難易度の高いパーツです。
何をどう伝えるかによって、読者がその商品を欲しいと思うのか・思わないのかが決まりますからね。
ボディーコピーには、最低でも以下5つの要素を盛り込みましょう。
ボディーコピーに必要な要素
- 読者の悩み【問題喚起】
- 悩みに対する解決策
- 商品・サービスの信頼性
- ベネフィット
- 他者の商品レビューや評価など
要は、「読者の興味を惹く→解決策を提示する→信頼性を提示して疑いを晴らす→どんな未来を手に入れられるのかを想像させる→他人の評価で安心させる」といった感じ。
きちんと順序立てて文章を書き、読者の購買意欲を向上させましょう。
③クロージングコピー
クロージングコピーの役割は、トップやボディの内容を要約するのではなく、ボディの文章で商品が欲しい思った人に商品を買ってもらうこと。
例えばですが、商品が欲しいと思っても、「もう少し考えよう」「あとで良いか」などと先延ばしにした場合、結果またそのページに戻ってきて商品を購入する…というのは滅多にありませんよね。
なのでクロージングコピーでは、購入の先延ばしを阻止して、確実に買ってもらう必要があるのです。
目的を果たすクロージングをライティングするためには、以下の要素を盛り込みましょう。
クロージングコピーに必要な要素
- 魅力的な条件を提示する(限定価格や期間・おまけ等)
- 読者への保証(返金サービス等)
- 今すぐ買うべき理由(希少性等)
- 購入方法や支払い方法の説明
つまり、今ならこんな価格でプレゼント付き、さらに○日間であれば返品や返金ができますよ、今買わないと困りますよ、他では買えませんよと言ったことをアピールし、購入方法を明確に提示してあげる。
商品を欲しいと思ってくれた読者を逃さない演出をしましょう!
セールスライティングで使える文章の型2つ
セールスライティングで使える文章の型は、以下の2つです。
- 新PASONAの法則
- BEAFの法則
文章の型を使用することで、スムーズに読者を購入まで導けます。
では、早速解説します。
① 新PASONAの法則
新PASONAの法則は、消費者の行動を促したいときに使用するセールスライティングのことです。
新PASONAの法則の構成
- Problem:問題提起
- Affinity:親近感
- Solution:解決策
- Offer:提案
- Narrow down:絞り込み
- Action:行動
要素だけではイメージしにくいと思うので、例題に当てはめながら新PASONAの法則をチェックしましょう。
・問題提起
40歳を過ぎたころから、目元のシワやたるみが気になっていませんか?
・親近感
私自身、40歳を過ぎたころか目元のシワが気になり始め、だんだんと鏡を見るのが嫌になりました。
・解決策
そこで、私は美顔器を使いながら、フェイスマッサージを毎日行ってみたところ、半年ほどで目元のシワが目立ちにくくなってきたのです。
・提案
私が試してみた美顔器を購入すれば、目元のシワやたるみといった悩みを解決できるかもしれません。
・絞り込み
このサイトで美顔器を知ったあなただからこそ、悩みを解決できるチャンス!
・行動
今なら、20%割引の4500円で購入できます
以上のように、読者の悩みや不安に対して、問題提起することで読者の関心を惹きつけます。その後、親近感を誘ったり、解決策を提案したりすることで、より読者の行動を促す効果を期待できます!
読者に行動してもらいたいときは、新PASONAの法則に当てはめてみましょう。
②BEAFの法則
BEAFの法則とは、読者の不安や疑問を解消して、購入につなげる文章の型のことです。最初に商品を購入することで得られるメリットを提示することで、読者を惹きつけられます。
BEAFの法則の構成
- Benefit:商品で得られるメリット
- Evidence:論拠・証拠
- Advantage:競合比較・優位性
- Feature:特徴
新PASONAの法則と同様に、例文を当てはめながらBEAFの法則を確認しましょう。
・商品で得られるメリット
今回おすすめする炊飯器は、お米を炊けるだけではなく、さまざまな調理にも活用できるため、料理のレパートリーが広がります。
・論拠・証拠
実際にこの炊飯器を利用した購入者様から、「夕飯に悩むことがなくなった」「簡単に調理できるので時短につながる」といった声が数多く集まっています。
・競合比較・優位性
ほかの炊飯器ではお米を炊く機能しか付いていなかったり、数種類の調理しかできなかったりとレパートリーを増やすのは困難です。しかし、当社の炊飯器は58種類もの調理が行えるため、各段に調理の幅が広がります。
・特徴
色も3色の中から選べるため、インテリアに合わせた炊飯器を購入できます。
要するに、商品のメリットを提示した後、証拠や競合との比較、特徴の順に提示していくことでユーザーの行動を促します。
商品の魅力を伝えながら、購買意欲を高めたいときにおすすめの文章の型です。
セールスライティングの注意点2つ
セールスライティングを行う際は、以下の2つに注意しましょう。
- 販売する商品について徹底的に理解する
- 煽りすぎない
それぞれ解説します。
注意点①販売する商品について徹底的に理解する
当然ですが、あなたのセールスライティングで商品やサービスを売りたいのであれば、まずはそれらの特徴や魅力を充分に理解する必要があります。
そして最も重要なのは、特徴や魅力を理解した上でその商品が「どんな人に役立つか?」「どんな悩みを解決できるのか?」といった点を明確にしておくこと。
悩みを解決する理由や根拠、他社との違い、その商品やサービスに対して読者が持つであろう疑問や疑いについても深く考え、全て書き出しておきましょう。
ペルソナもしっかり決めること!
注意点②煽りすぎない
セールスライティングを行う際は、煽りすぎないようにしましょう。
煽りすぎないためのチェックポイント
- 本当の情報だけを書く(都合の良い文章を書かない)
- 個人ブログの場合は業者っぽくなりすぎないように注意
- 実際の商品を超えるような表現はNG
セールスライティングは売れれば何でも良いわけではありません。あくまでも、「必要な人へ必要な物を販売する」このスキルを持つ人こそが、良いセールスライターだと言えるのです。
読者の気持ちを最優先に考えましょう!
セールスライティングを学べる優秀ハンドブック3選
なお、セールスライティングを深く学ぶには、書籍を活用するのがおすすめです。
セールスライティングを学べる本はたくさんありますが、初心者でも読みやすいのは以下の3つ。
- 人を操る禁断の文章術
- ザ・コピーライティング
- ウェブセールスライティング習得ハンドブック
それぞれ詳しくチェックしましょう。
①人を操る禁断の文章術
セールスライティングを行う人のほとんどが読んでいるといわれるほどの優秀なハンドブック。わかりやすく解説されているため、初心者でも読みやすいのがポイントです。心理学を使った文章術が、すぐに使えるようになるでしょう。
②ザ・コピーライティング
コピーライティングの基礎から応用まで幅広く学べる本書は、セールスライティングにも活用できます。発売から時間が経過したものの、今でも愛用している人は多く、セールスライターにとって保存すべき1冊といえるでしょう。
③ウェブセールスライティング習得ハンドブック
セールスライティングの重要性が書かれた本書は、初心者にぜひ読んでもらいたい1冊。売れる文章の書き方が詳しく書かれており、初心者でも実践しやすい内容になっています。
ただし、本を読んでも行動しなければ意味がありません。行動した結果を分析して、改善することで、セールスライティングは上達します。
インプットで終わらせずに、得た知識をアウトプットしていきましょう。
まとめ:勉強を積み重ねて売れるセールスライティングをマスターしよう!
今回は、セールスライティングの基本や書き方について紹介しました。
本記事のポイント
- セールスライティングとは、販売を目的とした文章
- セールスライティングに必要な要素【基本の型】
トップコピー(キャッチコピー)/ボディコピー/クロージングコピー - セールスライティングで使う文章の型
新PASONAの法則/BEAFの法則 - セールスライティングを使う際の注意点
①販売する商品について徹底的に理解する
②煽りすぎない
セールスライティングは、正直めちゃくちゃ難しいです。なのでとりあえずは必要な要素を盛り込みつつ型に当てはめながら少しずつ練習し、読者の心に刺さるような文章執筆に努めましょう。
テクニックを語り出すとキリがありませんが、初心者はまず慣れて、コツを掴んでいくことが大切です。
何度も繰り返し練習すれば、必ず上達します!