オウンドメディアとは?メリット・デメリットや成果を出す設計、失敗事例まで完全解説

「オウンドメディアって必要?」
「オウンドメディアのメリット・デメリットが知りたい」
「ホームページと何が違うの?」

オウンドメディアの立ち上げを検討しているものの、どのようなものなのか、費用対効果はあるのか不安で前に進めない方も多いでしょう。

オウンドメディアとは

自社で保有・運営する情報発信型のWebサイトのこと。広告に依存せず、検索エンジン経由で見込み顧客を継続的に集客できる資産型のマーケティング手法。

オウンドメディアのメリットは広告費ゼロで継続流入が見込める点、デメリットは成果が出るまで半年〜1年かかる点です。

福田卓馬

メリット・デメリットだけでなく、費用対効果や取り組むべきなのかどうかまで考えて導入を検討しましょう。

この記事では、オウンドメディアについて以下の内容を解説します。

  • オウンドメディアとは何か
  • メリット・デメリットと費用対効果
  • 成果を出す逆算型サイト設計のやり方
  • 運用開始や内製・外注の判断

最後まで読めば、オウンドメディアの全体像を理解しつつ、運用開始すべきかどうかの判断も分かりますので、参考にしてください。

この記事の監修者 福田 卓馬

福田 卓馬EXTAGE株式会社 代表取締役社長

SEO歴13年。上場企業を含む300社以上のSEO・Webマーケティング支援を実施。KADOKAWA社より『文章で金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』を出版。>>詳細プロフィール

とはいえ「やることが多すぎて何から始めればいいのかわからない」「自社にできる気がしない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

福田卓馬

EXTAGEでは、SEOの全体像を基礎から実践まで1冊にまとめた『SEO大全』を無料配布しています。

戦略づくりから記事制作までの流れを一冊で追いたいなら、ダウンロードしてご活用ください。

SEO大全|戦略設計から効果測定まで50項目を網羅したSEOの教科書(無料・全150ページ)
目次

オウンドメディアとは?30秒で理解する意味と定義

オウンドメディアとは、自社で保有・運営する情報発信型のWebサイトです。

前提として、Webメディアは、「トリプルメディア」と呼ばれる3つのメディアの1つに分類されます。

オウンドメディアとアーンドメディア、ペイドメディアの違い
メディアの種類特徴具体例
オウンドメディア自社で保有・運営するメディア自社ブログ、Webマガジン
アーンドメディア第三者が発信する口コミ・評判SNSでの言及、レビューサイト
ペイドメディア広告費を払って露出を買うメディアリスティング広告、バナー広告

上記3種類をバランスよく活用することで、集客の安定性と拡張性を両立できます。

なかでも、オウンドメディアは広告に依存せず、検索エンジン経由で見込み顧客を継続的に集客できる資産型のマーケティング手法として導入が進んでいます。

福田卓馬

ただし、成果が出るまで半年〜1年かかるため、戦略なき運用は失敗します。

このセクションでは、オウンドメディアの基本を30秒で理解できるように、概要を解説していきます。

ホームページ・ブログとの違い

「オウンドメディアって、結局ホームページやブログと何が違うの?」という疑問はよく聞かれます。

結論からお伝えすると、ホームページは会社の顔(会社案内)、オウンドメディアは集客の入り口(悩み解決)という役割の違いがあります。

オウンドメディアとホームページの違い

ホームページ(コーポレートサイト)は、会社概要や事業内容、採用情報など、すでに御社のことを知っている人に向けた情報を掲載する場所です。

一方、オウンドメディアは、まだ御社のことを知らない人が「○○ 方法」「○○ 比較」といったキーワードで検索したときに、その悩みを解決するコンテンツを提供して接点を作る場所なんですね。

また、オウンドメディアはブログとも明確に異なります。

福田卓馬

両者の違いは戦略性・読者視点の有無です。

書きたいことを書く日記ブログと違い、オウンドメディアは読者が知りたいことを、検索意図に沿って設計するのが原則となります。

この違いを理解しないまま「とりあえずブログを書こう」と始めてしまうと、いくら記事を増やしても集客につながりません。

なぜオウンドメディアが注目されているのか

数多の企業がオウンドメディアを導入する背景には、Web広告を取り巻く環境の大きな変化があります。

検索連動型広告(リスティング)の広告単価は年々高騰しており、もはや1クリックあたり数千円かかるキーワードも珍しくありません。

さらに追い打ちをかけるのが、Cookie規制によるリターゲティング広告の精度低下です。

福田卓馬

「一度サイトに来た人に広告を出し続ける」という手法が使いにくくなり、広告だけに頼った集客は限界を迎えつつあります。

そこで注目されているのが、「借り物の場所」ではなく「自社の資産」を持つという発想です。オウンドメディアは、広告と違ってコストゼロで継続的に見込み顧客を集め続けてくれます。

「オウンドメディアなんて本当に意味あるの?」と考えている方は「オウンドメディアは意味ない?3つの理由や6つの失敗パターン」で詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。

あわせて読みたい
オウンドメディアは意味ない?意味がなくなる理由と自社に必要かどうかの判断基準 「記事を増やしても問い合わせが1件も来ない…」「PVは少し伸びたのに、売上にはつながらない…」「このまま続けて、本当に意味があるのか…」 オウンドメディアを運用して...

オウンドメディアのマネタイズ(収益化)の方法

オウンドメディアで収益を生む方法は、大きく分けて3つあります。

方法仕組み向いている運営者
事業貢献(リード獲得)記事から問い合わせ・資料請求につなげ、自社商品の売上を生む自社サービスを持つ企業、BtoB企業
有料コンテンツ会員限定記事やセミナー、教材を販売する専門知識を持つ企業・個人
広告・アフィリエイト記事内の広告枠や紹介リンクから報酬を得るPVを集めるメディア運営会社

企業のオウンドメディアでは、1つ目の事業貢献が本命です。

広告収益は1PVあたりの単価が低く、大量のアクセスがないと成り立ちません。一方、事業貢献なら、月に数件の問い合わせでも、商談1件の単価が大きければ十分に投資を回収できます。

福田卓馬

PVの多さより、問い合わせにつながる記事を作れるかどうかで収益が決まります。

投資を回収するまでの目安は、次章の「黒字化のROIシミュレーション」で解説しています。

オウンドメディアのメリット・デメリットと費用対効果

オウンドメディアを始める前に、メリットとデメリットの両面をフラットに理解しておきましょう。

このセクションでは、以下の3つのポイントを解説します。

  • メリット・デメリットの一覧
  • 初期費用と月額の費用について
  • 黒字化のROIシミュレーション

特に「上司や経営層に説明して予算を通したい」という方は、このセクションの内容をそのまま稟議資料に使えるはずです。

メリット・デメリットの一覧

まずは、メリットとデメリットを一覧表で整理しました。

スクロールできます
項目メリットデメリット
集客コスト広告費ゼロで継続流入を見込める成果が出るまで半年〜1年かかる
リード獲得検索意図に合った見込み顧客を獲得できる質の高い記事制作に専門スキルが求められる
ブランディング専門家としての信頼・権威を構築できる継続運用のリソース確保が必要になる
採用活動カルチャー発信でミスマッチを防げる目的があいまいだと無駄になりやすい
費用対効果長期運用でROIが向上する初期投資の回収に1〜3年かかる

オウンドメディア最大のメリットは、やはりSEO集客による持続的な流入です。検索上位の記事は、広告費をかけなくても毎月安定してアクセスを集め続けます。

さらに、検索経由で流入するのは能動的に情報を探している熱量の高いユーザーです。

福田卓馬

広告で無理やり引っ張ってきた人より商談化率が高い傾向があります。

ほかにも、オウンドメディアは採用活動にも活用できます。会社のカルチャーや理念を発信していれば、価値観の合う人材が集まりやすくなり、ミスマッチを減らせます。

一方、オウンドメディアを運用するには、コンテンツ制作のために手間や費用がかかります。

検索上位を取るには、クオリティの高いコンテンツが必要です。外部に委託するにしても、社内で書くにしてもリソースが必要です。

福田卓馬

まずは内製か外注かを考えたうえで、費用がいくらかかるかを試算して、導入を検討しましょう。

初期費用と月額の費用について

クライアント様から「オウンドメディアって実際いくらかかるの?」とよく聞かれます。結論として、初期費用30万〜500万円、月額運用費10万〜100万円が相場だと考えておきましょう。

実際にはオウンドメディアの規模などによって異なるため、3つのパターンを表でまとめました。

項目高品質標準的最低限
サイト構築費300万〜500万円100万〜200万円30万〜50万円
記事制作費(1本)5万〜10万円3万〜5万円1万〜3万円
月額運用費30万〜50万円20万〜30万円10万〜20万円
含まれるサービス戦略設計・取材記事・動画連携SEO記事・月次レポートテンプレ記事・簡易レポート
成果までの目安6ヶ月〜9ヶ月〜12ヶ月〜

費用面で見落とされがちなのが、ディレクション費用や保守管理費などです。

外部業者に委託する場合、記事単価だけ見て比較すると、後からオプションで高額になってしまうケースも少なくありません。

福田卓馬

見積もりを取る際は、何が含まれていて何が含まれていないのかを必ず確認しましょう。

運用を外注するときに提示された金額が妥当か判断したい方は「SEO対策の見積もりの取り方」の記事を参考にしてください。

黒字化のROIシミュレーション

オウンドメディアの費用対効果について上司・経営層に説明するときに、欠かせないのがROIのシミュレーションです。

ROIとは

いわゆるどれだけ元が取れたかどうか。投資した費用に対して、どれだけの利益が得られたかを示す「費用対効果」の指標を指す。

結論として、投資回収期間は運用開始から1〜3年ほどを見積もっておきましょう。

福田卓馬

ROIを計算する際に使えるのが、「広告費換算」という考え方です。

たとえば、月間1,000PVの記事が10本あれば、それだけで月間10,000PVです。広告費が1クリック500円だとすると、毎月500万円分の価値になるといえるでしょう。

オウンドメディアの投資回収期間

ただし、これはオウンドメディアが正しく運営されているのが前提であり、戦略なしに記事を量産しても永遠に黒字化はされません。

オウンドメディアの運用代行を依頼できるおすすめ会社と費用相場を比較したい方は「オウンドメディア運用代行おすすめ12選|選び方や費用相場・成功事例も紹介」の記事をご覧ください。

EXTAGE SEO MEDIA | SEOコンサルの...
オウンドメディア運用代行・コンサル会社おすすめ18選|選び方と費用相場 - EXTAGE SEO MEDIA | SEOコンサ... オウンドメディアコンサル会社の選び方を解説。失敗しないためのチェックポイントと比較軸を知り、自社の目標を最短で達成する良きパートナーが見つかります。

オウンドメディアがうまくいかない原因と立て直し方を知りたい方は「オウンドメディアは意味ない?意味がなくなる理由と自社に必要かどうかの判断基準」の記事をご覧ください。

オウンドメディアで成果を出す「逆算型」サイト設計

記事をたくさん書けばいつか成果が出るだろうという考え方はNGです。

オウンドメディアで成果を出すには、記事を書き始めるまえの「サイト設計」で勝負の8割が決まります。このセクションでは、EXTAGE株式会社がコンバージョンから逆算した設計フローを紹介します。

ステップ内容
1. ゴール設定・メディアの目的を定義
・ターゲットを設定
2. キーワード戦略・狙うべきキーワードの選定
・コンテンツマップ作成
3. 導線設計・読者に合ったコンバージョンを設定
・リードナーチャリング
4. 記事制作・制作体制の確立
・一次情報の共有
5. 分析・効果測定・ツールの導入
・各指標の定期計測

上記の7ステップを順番に設計していけば、記事を書いたけど成果が出ないという事態を防げます。

STEP1:ゴールの設定

オウンドメディアを始める前に、絶対に考えておいてほしいのがメディア運営により達成したいゴールです。

運用目的は、アクセスを集めて商品を売る、またはブランディングや採用などが挙げられます。したがって、ゴールは次のように定義できるでしょう。

  • 売上(月間・年間)
  • 採用人数(年間)
  • 指名検索数(月間検索ボリューム)

売上をゴールにする場合、業界によっては季節ごとに売上が変動するケースもあります。できれば前年の売上を見て、季節性、トレンドなども考慮した月次目標を設定するのが望ましいです。

ブランディングについては定量的に計測するのが難しいですが、強いていえば指名検索ボリュームを参考にしましょう。

指名検索ボリュームとは

自社の会社名・商品名・ブランド名で毎月何回ほど検索されているかを示す指標。

GoogleのキーワードプランナーやUbersuggestなどのツールに自社名を入力すると、指名検索ボリュームがわかります。

福田卓馬

どの指標をゴールに設定する場合でも、毎月きちんと数字を追いかけて、目標に到達しているのかを把握しましょう。

ペルソナ定義:誰に何を届けるのかを明確化する

オウンドメディアを運用するにあたり、誰に何を届けるのかというコンセプトを明確にしましょう。

SEOでは、サイトの専門性が評価されます。普遍的なトピックを幅広く扱うメディアよりも、特定のユーザーにだけ刺さる深い内容を発信するメディアのほうが有利です。

コンセプトを立てるうえで欠かせないのが、ペルソナ設計です。

ペルソナとは

マーケティングなどにおいて設定される、架空の典型的な顧客像のこと。顧客視点での戦略立案に欠かせない。

ペルソナ設計では、ユーザーの職業や立ち位置、ライフスタイル、自社の商品・サービスで解決できる悩みなどを詳細に決めていきましょう。

ペルソナ設定の事例
福田卓馬

ペルソナ設計があれば、ユーザーのニーズにそぐわないコンテンツを作ってしまう失敗を未然に防げます。

STEP2:キーワード戦略

オウンドメディアでアクセスを集めていくうえで、基本となる考え方がキーワード戦略です。

SEOでは、基本的に自社のお客さんとなるユーザーが調べそうな検索キーワードを主体にして、コンテンツを作成していきます。

福田卓馬

どのようなキーワードを選んでいけばいいのか、具体的に解説していきます。

キーワード選定|自社にあったキーワードをリサーチ

自社に合ったキーワードを選ぶ「キーワード選定」のやり方は、主に3つあります。

  • 自分で考える
  • ツールで関連キーワードを検索する
  • 他社サイトの獲得キーワードを見る

まずは自社の商品・サービスを利用するユーザーがどのようなキーワードで検索するのか、自分の頭で考えてみましょう。たとえば、外構工事業者なら「庭の手入れ」や「大阪の外構工事業者」などのキーワードが考えられるでしょう。

福田卓馬

普段、お客様からどのような相談を受けているのか、どんな口コミや問い合わせをいただいているのかデータがあればスムーズです。

自分たちでできるだけキーワードを書き出したら、そのキーワードに関連するキーワードがないかを検索します。

スクロールできます
キーワードの種類概要調べ方
関連キーワード対象キーワードと合わせて調べられるキーワードラッコツールの「サジェストキーワード」機能
再検索キーワード対象キーワードを調べたあとに、追加で調べられるキーワードラッコツールの「LSI/PAA」

具体的な調べ方として、ラッコツールを開いたら、機能一覧から「サジェストキーワード」や「LSI/PAA」を選択します。

ラッコツールの使い方

次のページで検索窓に、調査したいキーワードを入力すると、関連キーワード、または再検索キーワードが表示されるというしくみです。

福田卓馬

スプレッドシートなどにまとめて、どのキーワードが自社に必要なのかを精査しましょう。

ほかにも、ahrefsという有料ツールを使用すると、競合他社のキーワードも丸裸になります。

ahrefsのオーガニックキーワード機能

有料ツールですが、競合サイトのニッチキーワードがわかるので、参考にしてみましょう。

コンテンツマップの作成|トピッククラスターで検索意図を網羅

「オウンドメディア」という1つのキーワードだけを狙っても、ほぼ上位表示できません。競合が多いビッグワードは、サイト全体の評価が低い状態では太刀打ちできないからです。

そこで有効なのが、「トピッククラスターモデル」です。

トピッククラスターモデルとは、1つの大きなテーマ(ピラー)を軸に、関連する詳細テーマ(クラスター)を網羅的にカバーする設計手法です。

福田卓馬

優先順位としては、コンバージョンに近いに近いキーワードから攻略しましょう。

STEP3:導線設計

オウンドメディアでは、記事を書いてアクセスを増やすだけでなく、商品やサービスのコンバージョンにつながることが大切です。

ここでは、オウンドメディアのコンバージョンについての考え方を共有していきます。

コンバージョン設定|顧客に見合ったCTAを作成

「記事を読んだ読者に、次にどうしてほしい?」という問いに即答できなければ、コンバージョン設計ができていない証拠です。

オウンドメディアの記事は、読者を次のアクションに誘導するための「入り口」です。読者の温度感(検討段階)に合わせて、適切なCVポイントを設計しましょう。

温度感適切なCVポイント具体例
潜在層(情報収集段階)ハードルの低いオファーホワイトペーパーDL、メルマガ登録
顕在層(比較検討段階)相談・体験オファー無料相談、デモ依頼
今すぐ客(購入直前)直接的なオファー資料請求、問い合わせ

たとえば、情報収集段階のユーザーに対して「見積もり」「問い合わせ」を訴求しても、ハードルが高すぎて上手くコンバージョンしません。

福田卓馬

記事内のCTA配置は、記事前半、中盤、まとめの3箇所がベストです。

リードナーチャリング|潜在層を顧客に育てる仕組み

オウンドメディアの役割は集客だけでなく、潜在層を顕在層へと育てる(ナーチャリング)という役割も担っています。

記事を読んだだけでは、すぐに問い合わせにはつながらないため、潜在顧客を見込み客に変えていくためのしくみを作りましょう。

リードナーチャリングの流れは以下のとおりです。

  • 記事閲覧
  • ホワイトペーパーDL
  • メルマガ登録
  • ステップ配信(課題別の解決事例など)
  • 商談化

これらの流れを自動化するには、MAツールと連携させるのが効果的です。

STEP4:記事制作

キーワード選定とコンバージョンの設計まで完了したら、記事を制作していきましょう。

オウンドメディアでは、クオリティの高い記事を50〜300記事ほどコンスタントに公開していく必要があります。したがって、社内にディレクターを立てるなどして、制作体制を必ず確立しておきましょう。

制作体制の確立

オウンドメディア運用が頓挫する主原因が、適切な制作体制を敷くことの難しさです。

社内で編集者を立てたとしても、本業との兼ね合いでリソースが不足し、結果的に業務が回らなくなってしまいます。

たとえ記事の公開までこぎつけたとしても、急ぎで作ったあまりクオリティが下がり、検索順位が上がらないというケースも多いです。

福田卓馬

記事制作のプロに委託して、コンテンツを制作してもらうのがもっとも楽です。

一次情報の共有

オウンドメディアの記事制作を外部委託するとき、最大のネックとなるのが一次情報の扱いです。

社内のリソースは不足しがちなものの、外部ライターに丸投げにすると、社内の一次情報やデータが盛り込まれた記事にならず、なかなか検索順位が上がりません。

記事制作自体は外注するとしても、記事に盛り込める情報はどんどん共有して、クオリティの高い記事に仕上げていく必要があります。

福田卓馬

外部のSEOのプロと、社内の経験やデータなどを掛け合わせることで、効率的に質の高いオウンドメディアが出来上がります。

STEP5:分析・効果測定

オウンドメディアは記事を作って終わりではなく、半月から1ヶ月おきに分析改善をして、メディアの問題点を把握しなければなりません。

特に、以下のような数値は注視しましょう。

  • アクセス(PV・セッション・ユーザー数)
  • 回遊率(PV/セッション)
  • ドメインランク
  • コンバージョンのクリック数
  • コンバージョン数
  • 売上

上記の数値を追いかけるためには、Google公式が無料で提供している「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」を活用しましょう。

福田卓馬

オウンドメディアを始めたら、必ずツールを導入して、数値を計測しましょう。

もし数値が伸び悩んでいる、または目標に届かない場合、原因を考えて改善していく必要があります。

コンテンツマップの作り方をトピッククラスター単位でさらに具体的に知りたい方は「トピッククラスターでSEOを強化!作り方3ステップと成功事例」の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
トピッククラスターでSEOを強化!作り方3ステップと成功事例 「トピッククラスター戦略って具体的に何をするの?」「トピッククラスターでSEO効果は本当に上がるの?」「トピッククラスターの作り方がわからない」SEO対策を頑張っ...

とはいえ「どんなサイトの形にすればいいのかイメージがわかない」「最初の一本を何にするか決まらない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

福田卓馬

EXTAGEでは、検索に強いサイトの組み立て方をまとめた『サイト設計マニュアル』を無料配布しています。

立ち上げの前に決めることを一つずつ固めたいなら、ダウンロードしてご活用ください。

AIライティングプロンプト集|Claude Codeで記事を作る5ステップとコピペで使えるプロンプトを収録した無料資料(全27ページ)

本当にオウンドメディアをやるべき?判断基準について

ここまでオウンドメディアのメリットや設計まで解説してきましたが、正直にいうと、すべての企業がオウンドメディアをやるべきではありません。

このセクションでは、あなたの会社がオウンドメディアをやるべきかどうかを明確にしていきます。

投資対効果(ROI)を最大化できる企業の条件

オウンドメディアで投資対効果を出しやすいのは、次の4つの条件を満たす企業です。

条件具体例
LTV(顧客生涯価値)が高い1件あたり数十万円以上の売上が見込めるなら、コストは十分回収できます
検討期間が長い購入までに情報収集がおこなわれるので、検討段階から接点を持ちやすいです
商品理解に説明が必要機能・スペック・効果などの説明が必要になる専門的な商材は、教育により成約率が上がります
検索需要がある業界の月間検索ボリュームがある程度あると、需要があるといえます

特に重要なのは、高単価商材を扱っているかどうかです。

BtoBやSaaS、コンサルティングなどのサービスであれば、検討期間が長いうえに顧客生涯価値が高いため、記事制作にコストがかかっても十分に回収できます。

福田卓馬

ユーザーの検討段階で情報提供して、信頼を築いていくことで、高額商材でも売れやすくなります。

やらない方がいい企業について

オウンドメディアをやらないほうが良い企業は、以下のとおりです。

条件具体例
LTV(顧客生涯価値)が低い1回の購入で数百〜数千円の商品では、記事制作コストを回収できる見込みが薄いです。
緊急性が高く即決される商材今すぐ解決したいニーズは、記事を読む余裕がありません
エリアが極端に限定的エリアが狭すぎる場合、全国から検索流入を集めるのに向いていません

オウンドメディアを運用するときは、ビジネスモデル的に費用倒れにならないのかどうかをよく考えましょう。

たとえば、全国対応ではなく、ごく限られたエリアのみで運営されている場合、オウンドメディアで全国区から人を集めてもコンバージョンにむすびつくのはごくわずかです。

福田卓馬

SEO以外にも、広告やSNS、リファラルといったほかのチャネルを優先しましょう。

オウンドメディアの運用を外部に任せるか迷っている方は「オウンドメディア運用代行・コンサル会社おすすめ18選|選び方と費用相場」の記事をご覧ください。

成功しているオウンドメディアの事例を知りたい方は「オウンドメディアの成功事例20選|成功メディアに共通する5つの秘訣」の記事をご覧ください。

よくある質問

オウンドメディアとホームページの違いは?

オウンドメディアとホームページの最大の違いは、集客における役割です。

ホームページは「会社の顔」として、会社概要や事業紹介を掲載して、成約に繋げていきます。

一方、オウンドメディアは「集客の入り口」として、見込み顧客の悩みを解決する情報を発信し、検索経由で流入を獲得するのが目的です。

オウンドメディアで立ち上げから成果が出るまでの期間は?

成果が出るまでの期間は一般的に6ヶ月〜1年です。

検索エンジンに評価されるまで時間がかかるため、短期成果を求める場合は、すぐに売上につながる広告との併用を推奨します。

初期費用・月額運用費の相場はどれくらいですか?

初期費用は30万〜300万円ほど、月額運用費は10万〜100万円ほどが相場です。

ただし、オウンドメディアの規模やジャンル、求める成果によって必要な記事数、および求められるSEO対策は異なります。

まずはSEO業者で見積もりを取り、リアルな費用感を掴んでいくのがおすすめです。

中小企業でもオウンドメディアは効果がありますか?

中小企業でも効果があります。

むしろ、大手企業と違って広告予算が限られるからこそ、資産として積み上がるオウンドメディアは重要だといえるでしょう。

ただし、中小企業の多くは社内で編集者やSEO担当を立てるのが難しいのが現状です。リソース確保、ノウハウの補完のために、外注活用を積極的に検討しましょう。

中小企業のオウンドメディア運用で成果を出す具体的な方法を知りたい方は「中小企業のオウンドメディア成功事例と効果的な始め方6ステップ」の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
中小企業がオウンドメディアをやるべき4つの理由|課題と勝てる戦略、成功事例まで網羅 「中小企業でもオウンドメディアをやるべき?」「コストもリソースも限られているけど、できることはあるのか?」 こんな疑問を抱えている中小企業様も多いでしょう。 ...

「オウンドメディアはオワコン」って本当ですか?

オワコンというのは事実ではありません。

広告費の高騰、およびほかの集客チャネルでの過激なアルゴリズム変動などの要因により、SEO集客での重要性はむしろ増しています。

近年ではAIによる検索も増えてきていますが、そもそもAIでの対話で自社の商品・サービスが言及されるためには、検索上位を取ってAIに引用されることが重要です。

ただ、戦略を立てずに記事だけを書いて失敗した企業も多いため、オワコンという風説が広まっています。

自社のオウンドメディアが意味ないのではと不安な方は「オウンドメディアは意味ない?よくある失敗の原因と成果を出すための見極め方を解説」の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
オウンドメディアは意味ない?意味がなくなる理由と自社に必要かどうかの判断基準 「記事を増やしても問い合わせが1件も来ない…」「PVは少し伸びたのに、売上にはつながらない…」「このまま続けて、本当に意味があるのか…」 オウンドメディアを運用して...

BtoB企業でもオウンドメディアとSNSの連携は必要ですか?

SNSの連携は必須ではありません。

ただ、オウンドメディアは外部サイトからの言及や被リンクによってサイトの評価が高まり、検索順位が上がりやすくなります。

可能であれば、戦略的に複数の集客チャネルを組み合わせましょう。

既存のブログをオウンドメディア化できますか?

状況によってはできます。

ただし、日記型の記事はリライトが必要です。

検索意図に沿った構成に再設計し、内部リンクを整備することで資産化できます。

WordPressと他のCMS、どれを選ぶべきですか?

SEOの観点でいえば、WordPressが最も扱いやすいです。

プラグインによってSEOに強いサイトを作れます。

ただし、運用の負荷を下げたい場合、STUDIOやWixや選択肢です。

オウンドメディアのKPIは何を設定すべきですか?

KPIはフェーズによって異なります。

状況に応じたKPIを設定しましょう。

  • 立ち上げ期:記事公開数、インデックス数
  • 成長期:PV、検索順位
  • 収益化期:CV数、リード獲得数

記事の文字数はどれくらいが適切ですか?

文字数が3,000〜8,000字が目安です。

ただし文字数よりも「検索意図を満たしているか」が重要です。

競合上位記事を分析し、必要な情報を網羅してください。

とはいえ「やり方はわかったが自社に勝ち目があるのか」「うちの業界でも通用するのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

福田卓馬

EXTAGEの無料相談では、現状分析と勝ち筋の見立てをその場でお出ししています。

自社の商圏と競合をふまえた見立てをその場でお出しできるので、お気軽にご相談ください。

SEO対策のお悩みを一緒に真剣に考える無料相談の記事内バナー。問い合わせは月5件から40件、検索からの売上は前年比197%