【売上アップ】CVR(コンバージョン率)の改善方法5選!低下する原因や分析ツールも紹介
「CVRを改善させるにはどうしたらいい?」
「改善が必要になる目安の数値はどれくらい?」
「詳しい対策を知りたい!」
自社サイトで思ったような成果が出ていないけれど、どこを改善すればいいのかわからず、困っている人も多いのではないでしょうか?専門用語が多すぎて、うまく理解できずに悩んでいる人もきっといるはず。
CVR(コンバージョン率)はサイトが成功しているかを判断するために、必ず把握すべき数値です。もし目安よりも低ければ、原因を分析して、改善策を講じなければなりません。
そこで本記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- CVRとは?
- CVRが低い原因
- 効果的な改善策
- おすすめの解析ツール
サイトの売り上げを改善したい人、低い原因まできちんと知りたい人には、とくにぴったりの内容となっています。
専門知識がない人でもわかりやすいように解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください!
なお、僕が運営するたくま塾では、個人で稼ぐために必要なことすべてを凝縮した150日メルマガを配信しています。「独立したいけど何から始めればいいの…?」「凡人から成功するために必要なことを知りたい!」といった方は、ぜひ以下のバナーから無料登録してください!
動画はこれからどんどん増やしていく予定なので、今日からインプットを始めてくださいね!
CVR(コンバージョン率)とは?前提知識をサクッと解説
商品を取り扱うWebページにおいて、CVR(コンバージョン率)は非常に大切な数値です。
コンバージョン率(成約率)のこと。
サイトに訪れたユーザー数のうち、成約(商品購入やお問い合わせ)に至った割合を表す
CVRについて知っておくべきことは、以下の2つです。
- CVRの計算式
- CVRの目安
ひとつずつ、詳しく解説します。
CVRの計算式
CVRは以下の計算式で算出されます。
CVR=コンバージョン数÷セッション数×100
(例)
100人のユーザーが訪問したら商品が1個売れる:CVR1%
200人のユーザーが訪問すると商品が5個売れる:CVR2.5%
CVRが高いと少ない訪問者数でも利益があがりやすいですが、CVRが低いと多くのユーザーが訪問しても成果につながりにくいので、注意が必要です。
収益に直結する指標なので、正しく理解するようにしましょう。
アフィリエイトでもECサイトでも、商品を売るのであればCVRの把握は必須です!
CVRの目安
自社のCVRが低いかどうかを判断するためには、競合他社のおおよその目安を知る必要があります。
LP(ランディングページ)作成ツール「Unbounce(アンバウンス)」の公開しているデータによると、業種ごとに計算されたCVRの中央値は以下のとおりです。
業界 | CVRの中央値 |
---|---|
出前・外食 | 9.80% |
メディア・娯楽 | 7.90% |
金融・保険 | 6.20% |
教育 | 5.80% |
フィットネス・栄養 | 5.60% |
法律 | 5.40% |
EC | 5.20% |
イベント・レジャー | 5.20% |
旅行 | 4.50% |
リフォーム | 3.80% |
医療サービス | 3.60% |
企業向けサービス | 3.50% |
SaaS | 3.00% |
不動産 | 2.60% |
代理店 | 2.40% |
自社のCVRが表中の数字より低ければ、改善のために対策をするべきです。
もし低くてもこれから改善していけば大丈夫。一緒に原因を探っていきましょう!
CVRの改善が必要になる原因3つ
CVRの改善が必要になる原因として考えられるのは、おもに以下の3つのパターンです。
- 魅力的な商品ページになっていない
- サイトが使いづらい
- 検索キーワードと商品ページの内容に乖離がある
ひとつずつ、詳しく解説します。
1.魅力的な商品ページになっていない
商品の魅力が伝わっていなければ、ユーザーの購買意欲を刺激できないため、CVRが下がる原因となるでしょう。
ありがちなNG例は以下のとおりです。
- ターゲットがしぼれていない
- 情報に過不足がある
- セールスライティングの基礎が抑えられていない
ユーザー目線が欠如していると、成約には結びつきにくいです。自社の商品に合わせてターゲットをしぼり、商品ページを徹底的に作りこみましょう。
「ユーザーのニーズ」と「商品のセールスポイント」をマッチさせることが大切です!
なお、関連記事「【完全攻略】セールスライティングの書き方|絶対読むべきハンドブックも紹介」では、効果的なセールスライティングの書き方を詳しく解説しています。おすすめの書籍も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.サイトが使いづらい
サイトのユーザビリティが低いと、CVRが下がる一因になります。離脱につながる要因としては、以下のパターンが挙げられるでしょう。
- ページの読み込みに時間がかかる
- 導線設計が悪い
- 入力フォームが複雑
これらの要素はユーザー満足度の低下に直結します。
パソコン、スマートフォン、タブレットなど、すべてのデバイスから商品ページにアクセスし、実際の使いやすさをチェックしてみましょう。
自身がユーザーになったときのことを考えて、ストレスのないサイト構造を構築することが大切です。
ユーザーの離脱ポイントは可能な限り減らしましょう!
3.検索キーワードと商品ページの内容に乖離がある
検索流入した際のキーワードと商品ページの内容に乖離があると、CVRが下がる原因になります。
なぜなら、自分の求めている情報とかけ離れた商品をすすめられると、不信感につながる可能性があるからです。
そもそも「海外旅行」のキーワードで流入して「国内バスツアーの申し込みページ」が出てきても、成約にはつながりません。
幅広いユーザーを集客しようとしてキーワード選定をしても、むしろ離脱率が上がる原因になることも。キーワードと商品ページの内容は、整合性を確保しましょう。
ユーザーの満足度が下がるとGoogleからの評価も下がるので、注意が必要です!
CVRを改善する方法5選
CVRを改善するために効果的な方法は、以下の5つです。
- ターゲットを明確にする
- 導線設計を見なおす
- LP(ランディングページ)を改善する
- 入力フォームを使いやすくする
- コンバージョンポイントを増やす
ひとつずつ、詳しく解説します。
1.ターゲットを明確にする
ターゲットを明確にすることでユーザーニーズを深掘りできるため、CVRの改善につながります。
「留学したい人」
「カナダの語学学校に3か月間の短期留学をしたい人」
→後者のほうが商品の宣伝・販売をしやすい
万人受けをねらうと方向性がぶれやすくなり、誰の心にも響かない情報発信になってしまうため、注意が必要です。
反対に、ターゲットを絞ることで見込み顧客の「質」があがり、CVRの上昇も見込めるようになるでしょう。
どんな人に自分の商品を売りたいのか、徹底的に絞り込みましょう!
なお、ターゲットを絞りたいときは、記事のテーマに「ロングテールキーワード」を選ぶことをおすすめしています。ロングテールキーワードには読者の悩みが具体的に表れているため、ピンポイントのターゲットをねらいやすいです。
関連記事「ロングテールキーワードの選び方7ステップ!SEO攻略に重要な理由や注意点を解説」では、ロングテールキーワードの選び方を徹底解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.導線設計を見なおす
ユーザーがサイトに流入してから商品の成約に至るまで、ストレスなく操作ができるように、導線設計を見なおしましょう。
具体的なチェックポイントは以下のとおりです。
- ページの読み込み速度は遅くないか
- CTAボタンの位置は適切か
- ユーザーが求める情報を適切なタイミングで提供できているか
待機時間が長かったり、ページを行ったり来たりする必要があったりすると、ユーザーのストレスになります。
実際に自分でもアクセスをして、具体的な改善ポイントを洗い出してみてください。
トライ&エラーを繰り返しながら、最適解を探していくことが大切です!
3.LP(ランディングページ)を改善する
LP(ランディングページ)の改善も、CVRの向上に効果的です。
ユーザーが検索結果や広告を経由して、最初にアクセスするページのこと
CVRが低い場合は、設置しているランディングページがユーザーの期待に応えられていない可能性があります。
具体的な改善ポイントは以下のとおりです。
- ファーストビュー(最初に表示される画面領域)でユーザーの興味を引きつける
- 広告とLP(ランディングページ)で内容を一致させる
- 効果的なコピーを作成する
LP(ランディングページ)のどこでユーザーが離脱しているのか、ツールを使ってチェックして、ひとつずつ改善していくことが大切です。
地道な作業にはなりますが、CVRの改善に近道はありません。コツコツ実施していきましょう!
なお、EXTAGE株式会社では、専門人材によるCV(目標)達成に特化した運用を行っています。
LP(ランディングページ)の作成や、改善点に関するお悩み相談も受け付けているので、ぜひお気軽にご連絡ください。
\お気軽にご相談ください!/
4.入力フォームを使いやすくする
サイト内の登録・申し込みフォームは、可能な限り入力しやすい形に整えましょう。
入力にストレスがかかると、ユーザーの離脱につながるだけでなく、自社の満足度や信頼感を損なう可能性もあります。
具体的な改善案は以下のとおりです。
- 入力項目を減らす
- 自動入力機能を取り入れる
- 確認画面を減らす
フォームの透過率はCVRに直結する重要なポイントなので、CVRが低い場合は、使いにくいところがないか必ず確認してみてください。
成約まで近づいたユーザーを取りこぼさないように、入力フォームを最適化しましょう!
5.コンバージョンポイントを増やす
コンバージョンポイントを増やすこともCVRの改善に有効な施策です。
ユーザーがコンバージョンに至る、もしくは至った場所やタイミングのこと
記事に設置してあるボタンやリンクが少ないと、読者が成約につながるアクションを起こしにくくなってしまいます。
とはいえ、設置しすぎもNGです。トライ&エラーを繰り返しながら、最も反応のいいコンバージョンポイントの数や位置を探っていきましょう。
すでに成果をあげている記事があれば、それを参考にするのもおすすめです!
CVRの改善に役立つおすすめ解析ツール
CVRの改善に役立つおすすめ解析ツールは、以下の3つです。
- アクセス解析ツール
- ヒートマップツール
- A/Bテストツール
それぞれ、詳しくご紹介します。
1.アクセス解析ツール
CVRを改善するためには、アクセス解析ツールでユーザーの動きを把握することが大切です。
同じ成約数だがCVRを分析すると、取るべき対策が異なることがわかる
- CVRが高い場合→サイトの訪問者数を増やす
- CVRが低い場合→問題点を洗い出し、CVRを改善する
なかでもGoogleアナリティクスは無料で使えるおすすめのアクセス解析ツールです。
コンバージョンレポートでは日、月、年ごとのCVRを算出できるので、自分の運営するサイトの現状把握に役立ちます。
成果を上げるためには「自社サイトの改善ポイント」を正しく見極めることが重要です
なお、関連動画「【プロが解説】Googleアナリティクスの基本設定と稼げる5つの解析手順【すぐ使える解析テンプレートを配布】」ではGoogleアナリティクスの基本設定のやり方や実際の使い方について詳しく解説しています。すぐに使える解析テンプレートも無料配布しているので、ぜひ活用してみてください。
2.ヒートマップツール
ヒートマップとは、サイト内で「ユーザーの興味を惹きつけたエリア」を解析するツールのことです。
サイトに対するユーザーの反応を可視化することで離脱ポイントを分析し、サイト内の改善ポイントを洗い出します。
とくにLP(ランディングページ)の改善にはおすすめのツールです。
効果的に改善をするためには正確な分析が必須です。ユーザーの行動を可視化して、サイトの弱点を見つけましょう!
3.A/Bテストツール
A/Bテストツールは、2パターンの選択肢をランダムに表示させ、どちらのパターンのほうが効果的かを検証する分析ツールです。
専門知識がなくても導入するだけでA/Bテストができるので、自社サイトをチェックしたいときにおすすめのシステムとなっています。
「よりよいサイトのあり方」を模索していきたいフェーズでは、とくに効果的なツールだといえるでしょう。
ツールを活用すれば正確な分析ができるので、より具体的な改善策がとれますよ!
どうしてもCVRが改善しないときはプロに相談するのがおすすめ
改善策を投じても効果がない場合、どうしても原因がわからない場合は、プロに相談するのもひとつの手段です。
正しい解析には専門知識が必要なため、時間や人件費を考えると、プロに任せたほうが効率がいいこともあるでしょう。
EXTAGE株式会社では、500以上のメディア運営で得た知見をフル活用してご相談に応じています。ぜひお気軽にご連絡ください!
\お気軽にご相談ください!/