ロングテールキーワードの選び方7ステップ！SEO攻略に重要な理由や注意点を解説

「どんなロングテールキーワードを選べばいいの？」
「選ぶ際の注意点を知りたい！」
「なぜロングテールキーワードがSEO対策で重要なの？」

ロングテールキーワードがブログ収益化には必須と聞いてはいるけど、具体的にどう選べばいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。必要性がわからずサイト設計やキーワード選定に迷っている方もいるはず。

僕も最初はキーワードが正しく選べず、300以上の記事と労力を無駄にしました。

そこで本記事では、ロングテールキーワードの選び方について、以下の内容を詳しく解説します。

初心者でもわかる「稼げるブログの作り方」を徹底的にお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ロングテールキーワードとは？基礎知識をサクッと解説

ロングテールキーワードとは、3つ以上の語からなる検索キーワードのことです。

キーワードの種類は他にもたくさんありますが、ここではよく使う2つのキーワードとの違いを以下の表にまとめました。

それぞれのキーワードの違いについて、ここでしっかり把握をしておきましょう。

ロングテールキーワードの選び方を攻略する理由

個人ブログで成功したければ、ロングテールキーワードの選び方を攻略することが大切です。

それには、以下のような理由があります。

それぞれ詳しく解説します。

1.検索上位を取りやすい

ロングテールキーワードの記事はライバルが少ないので、検索上位を取りやすい傾向にあります。

記事は上位に表示されるほど閲覧される確率が上がりますが、ビッグキーワードで上位表示をねらうのは、個人ブログではほぼ不可能です。

検索ボリュームが小さいと、個人ブログでもGoogle検索で上位に表示されやすくなります。実際に僕のブログでは、検索流入のうち79％がロングテールキーワードの記事からです。

検索上位を取りやすいロングテールキーワードを活用して、サイトのアクセス数を安定させましょう。

2.コンバージョン率が他キーワードより3倍高い

ロングテールキーワードは、ビッグキーワードやミドルキーワードに比べて、コンバージョン率が3倍高いです。

組み合わせるキーワードが増えると、読者の悩みはより具体的になります。ニーズが明確になれば的確な商品を提案しやすくなるので、成約につながる確率が高くなるのです。

たとえば、以下の表のように、キーワード「筋トレ」の場合には読者の悩みが多岐に渡り、ニーズを掴んだり訴求する商品を絞り込むことは困難です。

キーワード	読者の悩み	訴求する商品
「筋トレ」	筋トレを習慣づけたい 痩せたい 筋肉をつけてモテたい	プロテイン ジム ダンベル
「筋トレ　女性　ダイエット　即効」	筋トレで即効性の高い女性向けのダイエット方法を知りたい	女性向けダイエットプロテイン

しかし「筋トレ　女性　ダイエット　即効」のようなロングテールキーワードの場合、読者の悩みや訴求する商品も1つに絞り込めます。

アクセス数が少なくても売り上げにつながりやすいので、収益化を目指す個人ブロガーにとってロングテールキーワードの攻略は重要です。

3.内部リンクをつないでSEO対策ができる

ロングテールキーワードを正しく選定して記事同士を内部リンクでつなぐと、SEO対策ができます。

なぜなら、Googleから評価されやすいサイト構造を確立できるからです。

読者が内部リンクを介してさまざまな記事を読んでいくと、サイトの滞在時間が長くなります。さらに、検索上位を取れないミドルキーワードやビッグキーワードの記事でもアクセス数を増やせるので、サイト全体のSEO対策ができるのです。

ロングテールキーワードの選び方7ステップ

ロングテールキーワードの正しい選び方7ステップは以下のとおりです。

それぞれのステップについて、詳しく解説します。

なお、関連動画「【完全攻略】ブログのキーワード選定方法7ステップと稼げるキーワード32選【月5万円は余裕です】」では、キーワード選定のやり方からロングテールキーワードの選び方まで詳しく解説しています。狙うべきキーワードや注意点も解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

1.読者が絶対に読みたい記事タイトルを考える

サイトのテーマを決めてから、「読者が絶対に読みたい記事タイトル」を10個考えます。

他のサイトとの差別化を図るためにも、「何について伝えるブログなのか」はあらかじめ定めておきましょう。

そして、決めたテーマにそって、読者が求める情報を120％網羅した記事タイトルを10個考えます。読者のニーズを徹底的に考えることで満足度も高まりますし、他のサイトにはない独自性が生まれます。

2.関連キーワードを洗い出す

関連キーワードを調べる方法は次の3つです。

それぞれ詳しく解説します。

1.ラッコキーワードで検索する

考えた記事タイトルに関連がありそうなキーワードを、「ラッコキーワード」で調べます。

（例）「筋トレ　腹筋」「腹筋　割る方法」など

考えた記事タイトルに関連する語句が抽出されるので、読者のニーズがあるキーワードを選定できます。

2.SNSやYahoo!知恵袋で調べる

SNSやYahoo!知恵袋を使って、テーマに関連がある悩みから、キーワードをピックアップしましょう。

これらのプラットフォームには個人のリアルな悩みが掲載されているので、読者の悩みに寄り添ったキーワードを洗い出せます。

3.自分の頭で考える

読者がどんな情報を必要としているのか、自分の頭で考えて書き出していきましょう。

このとき大切なのは、ツールを使わないこと。読者の悩みやニーズと真剣に向き合うことで、思いがけないお宝キーワードが見つかることもありますよ。

3.キーワードプランナーで検索ボリュームを確認する

「キーワードプランナー」を利用して、集めたキーワードの検索ボリュームを確認していきましょう。

「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックし、検索窓にキーワードを貼りつけます。

集めたキーワードをすべて貼りつけ、「開始する」をクリックしてください。

結果が出たらダウンロードボタンをクリックし、「過去のプラン指標」から「.csv」をクリックします。

「Ave. monthly searches」が月間の検索ボリュームを表しているので、キーワードと検索ボリュームを記録シートに保存しましょう。

4.集めたキーワードを取捨選択する

集めたキーワードを取捨選択し、商品が売れそうなものをピックアップしていきます。

詳しい手順は以下のとおりです。

ひとつずつ、解説します。

1.不要なキーワードを削除する

次の条件に当てはまるものは、無条件に削除します。

これらのキーワードは書いても意味がないので、この時点で省きましょう。

2.商品が売れそうなキーワードにしぼる

残ったキーワードを、「商品が売れそうか」という観点で選抜します。

選定する基準は以下の2つです。

集客力は検索ボリュームで判断します。基本的に検索ボリュームが100以上のものは残すといいでしょう。

コンバージョンにつながるキーワードとは、「申し込み」や「購入方法」など、成約に近いキーワードのことです。このような語句は検索ボリュームが少なくても販売につながりやすいので、優先して残すようにしましょう。

5.競合サイトの強さをチェックする

ピックアップしたキーワードをGoogleで検索して、競合サイトの強さをチェックします。

判断基準は以下の2つです。

勝てないキーワードで記事を書かなくても済むように、ひとつずつ調べましょう。

1.ライバルサイトのドメインパワー・見栄え

ライバルサイトの見た目が綺麗に整えられているキーワードは、勝てない可能性が高いので、削除します。

見栄えを作りこんでいるサイトは法人が運営していることが多いので、個人ブログでは太刀打ちできません。迷ったときは概要欄などを見て、企業情報などが掲載されていないかチェックしましょう。

2.検索意図と記事内容に乖離がないか

上位に表示された記事が検索意図に応えられていなければ、そのキーワードには参入のチャンスがあります。

なぜなら、読者の悩みを100％解決する記事がない状態だからです。

たとえば、「筋トレ　女性　ボディビル」と検索したのに「女性におすすめの筋トレダイエット」が検索1位にきていたら、そのキーワードにはチャンスがあります。

サイトの強さだけでなく、内容までしっかりチェックして、お宝キーワードを見つけましょう。

6.サイト構造を意識しロングテールキーワードを選ぶ

キーワード選定が終わったら、記事同士の親子関係やサイト構造を意識して、ロングテールキーワードを選びましょう。

基本的に検索ボリュームが大きいミドルキーワードやビッグキーワードの記事は親記事に該当します。親記事の内容をさらに詳しく説明するキーワードが子記事です。検索ボリュームが小さいため、ロングテールキーワードとなりやすいのが特徴です。

ロングテールキーワードを選ぶ際には以下の基準で判断しましょう。

選び方の基準は親記事と内部リンクをつなげるかどうかと検索ボリュームで判断するのがおすすめです。関連性と検索ボリュームを意識しながらロングテールキーワードを見極めましょう。

7.ロングテールキーワードから執筆しサイト構造を完成させる

ロングテールキーワードから順番に記事を作成して、サイト構造を完成させます。

具体的な手順は以下のとおりです。

ロングテールキーワードの記事は早いうちから検索順位がつきやすいので、先に書いてサイトのアクセス数をアップさせましょう。そのあと、記事同士を内部リンクでつなぎ、読者やGoogleのクローラーと呼ばれるロボットがサイトを回遊しやすくします。

これで、読者からも、Googleからも評価されるサイト構造の完成です。

とはいえ、サイト分析やリライトなど、もっと細かな知識も必要なのが、ブログ運営の難しいところ。

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ロングテールキーワードを選ぶ際の注意点2つ

個人ブログを運営するのにロングテールキーワードは必須の存在ですが、2つの注意点があります。

それぞれ詳しく解説します。

1.ブログのアクセス数が上がりにくい

ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないので、高アクセス数を獲得するのは難しいです。

しかしながら、アクセス数を無駄に増やす必要はありません。大切なのは商品が売れること。コツコツと検索上位の記事を積み重ねていき、ブログの価値を高めていきましょう。

2.成果が出るまで時間がかかるといわれている

一般的に、ロングテールキーワードは集客記事であり、大きな利益を出せません。利益を出すためには、商標記事のような収益記事に読者を流入させる必要があります。

ロングテールキーワードの記事と収益記事の両方を完成させないと収益化は難しいでしょう。そのため、成果を出すためにはある程度時間がかかることを把握しておいてください。

正しくキーワード選定をしてサイト構造を完成させれば、最短3ヶ月で収益を上げられます。

関連記事「【最速で稼ぐ】ブログ収益化までの期間は最短3ヶ月！必要な記事数と平均的な期間の目安を解説」では、最速でブログを収益化する方法を詳しく解説しています。ブログで稼ぐ夢を最短で実現したい方はぜひ参考にしてみてください。

ロングテールキーワード選びに使える無料ツール4つ

ロングテールキーワードを探しに使える無料ツールは以下の4つです。

それぞれ詳しく解説します。

1.Googleキーワードプランナー

1つ目は、Googleキーワードプランナーです。キーワードを入力すると、その関連キーワードと検索ボリュームを確認できます。なお、キーワードプランナーはGoogle広告の利用者登録をすると使えるようになります。

キーワードプランナーが利用できるようになったら、まず画面右上にある「ツールと設定」内の「キーワードプランナー」を選択してください。

左側の「新しいキーワードを見つける」を選択し、キーワードを入力します。

試しに「アフィリエイト 始め方」で検索すると、結果は以下の通り。

表示されたキーワード候補の中から、ロングテールキーワードを探しましょう。

2.ラッコキーワード

2つ目は、 ラッコキーワードです。検索窓にキーワードを入力して、検索ボタンをクリックするだけで関連キーワードを抽出できます。

こちらも「アフィリエイト 始め方」で検索すると、以下のように52件の関連キーワードが表示されました。

ちなみに、検索結果画面の右上にある「全キーワードコピー」を使えば、そのままキーワードプランナーに貼り付けて検索ボリュームを調べられます。

3.Googleトレンド

3つ目は、Googleトレンドです。Googleトレンドの基本的な用途は、キーワードの検索数の推移を確認すること。例えば、「扇風機」は夏に検索ボリュームが増加するといったように、季節や特定の時期による検索ボリュームの変化を知るのに便利なツールです。

下記のようにトップ画面の検索窓にキーワードを入力するだけで使えます。

なお、Googleトレンドでは次のように関連キーワードが表示されます。

この関連キーワードの中にロングテールキーワードが入っていることがあるので、 ロングテールキーワード探しに使えます！

4.再検索キーワード調査ツール

4つ目は、再検索キーワード調査ツールです。

ちなみに再検索キーワードは、以下の画像のようにGoogleの検索結果を下部までスクロールして探しても良いです。

ただ、Googleの検索結果では8個しか再検索キーワードが表示されないうえにスクロールする手間がかかります。そこでおすすめなのが「再検索キーワード調査ツール」。

使い方は、調査するキーワードを入力して「再検索キーワードの調査」をクリックするだけです。

試しに「アフィリエイト やり方」で検索した結果は以下の通り。

下にスクロールすると「再検索キーワードの重複調査」という項目があります。ここに表示されているのが再検索キーワード。この中からロングテールキーワードを探しましょう。

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