【サブドメインはSEOに影響しません】新サイトを立ち上げてサービスを拡大しよう
サブドメインってSEOに影響するの?
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- サブドメインとは何か
- サブドメインがSEOに影響しない理由
- サブドメインで新サイトを作るタイミング3つ
- サブドメインの取得方法
- サブドメインとサブディレクトリの違い
この記事を書いている僕は、法人メディアの運営やビジネスコンテンツの販売などをメインとした会社を経営しており、サブドメインを使ってサイトを立ち上げた経験も多数あります。
本記事の執筆者
EXTAGE株式会社 代表取締役|上場企業を含むSEO担当社数は30以上|出版書籍『文章でお金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』
EXTAGE株式会社 ライティング責任者|記事執筆・添削数は累計3000記事以上|Webライター100名以上が在籍する講座を運営
既存サイトのドメインを元に、新たなサイトを開設するときに便利なサブドメイン。新規ドメイン取得時の費用がかからないので、コスパの良い方法と言えます。
とはいえ、「メインサイトのドメインに比べるとSEO的に不利なんじゃないの?」と不安に思っている方もいるでしょう。結論、サブドメインはSEOに影響しません。なので、新サイトを立ち上げるときは積極的に利用してOKです!
今回は、サブドメインで新サイトを作るタイミングやサブドメインの取得方法を解説します。サブドメインをうまく活用して、サービスを拡大させてください。
サブドメインとは?
まず、サブドメインとは、既存のドメインを元に新たに作成するドメインのこと。メインサイトの「〇〇.com」のような文字列を本ドメインとすると、サブドメインは「△△.〇〇.com」のように本ドメインの前に文字列を追加したものを指します。
例えば、Yahoo!は以下のように本ドメインとサブドメインを使い分けています。
- 本ドメイン
- https://www.yahoo.co.jp/(Yahoo!の検索エンジン)
- サブドメイン
- https://shopping.yahoo.co.jp/(ヤフーショッピング)
- https://news.yahoo.co.jp/(Yahoo!ニュース)
- https://weather.yahoo.co.jp/weather/(Yahoo!天気)
上の例を見ると、メインサイトの検索エンジン(Yahoo! JAPAN)から、新たなサイトを展開するためにサブドメインを作成しているのが分かります。このようにサブドメインは、1つのブランドが複数のサービスを展開する際に使われることが多いです。
サブドメインがSEOに影響しない理由
サブドメインは本ドメインに比べるとSEO的に不利なの?
このように心配する人もいると思います。結論、サブドメインだからといってSEOに悪影響はありません。
そもそも、ドメイン名はSEOに影響しないと言われています。つまり、検索順位を決めるうえでは、本ドメインでもサブドメインでも関係ないということ。
また、ドメイン名を見てリンクをクリックするか決めるユーザーはいないでしょう。つまり、サブドメインに不利な要素はなく、サブドメインならではのSEOは存在しないということです。
サブドメインで新サイトを作るタイミング3つ
続いて、サブドメインで新サイトを作るタイミングを3つ紹介します。
サブドメインを作るタイミング
- 本ドメインと異なるテーマのサイトを作るとき
- コストを抑えて複数サイトを運営するとき
- 本ドメインのSEO評価を受け継がせるとき
①本ドメインと異なるテーマのサイトを作るとき
1つ目は、本ドメインと異なるテーマのサイトを作るとき。というのも、本ドメインと異なるテーマを扱うときに1つにまとめると何のサイトか分かりにくくなり、読者を混乱させてしまうからです。
例えば、カフェ経営に関するサイトを運営している人が新たにアクセサリーブランドを展開する場合、2つのテーマは全く違うものですよね。こういうときこそ、サブドメインを利用して新サイトを立ち上げるのが得策と言えます。
ちなみに、Yahoo!のようにドメインに社名を入れていれば、URLを見ただけで運営会社が同じであると認知されるので、サービスの信頼を得やすいでしょう。新たにドメインを取得するパターンもありますが、運営会社が同じならサブドメインがおすすめです。
②コストを抑えて複数サイトを運営するとき
また、コストを抑えて複数サイトを運営するときにも、サブドメインが便利です。なぜなら、ドメインの取得には毎月数千円のサーバー利用料がかかるから。その点、サブドメインなら新たにお金を払う必要がないので、ドメイン代を削減できます。
いくつもサーバーやドメインを契約する必要もないので、管理しやすい側面もあります!
③本ドメインのSEO評価を受け継がせるとき
さらに、サブドメインには本ドメインのSEO評価を受け継がせられる可能性があります。その理由は、サブドメインは本ドメインと運営元が同じであると検索エンジンに認識されるので、メインサイトの評価を受けやすいと言われているからです。
つまり、サブドメインを使えば、新サイトでも比較的短期間で記事を上位表示させやすいということ。効率良くサイト運営するなら、新規のドメインを取得するより、サブドメインを作るほうがベターと言えます。
新サイトを立ち上げるときは積極的にサブドメインを使ってくださいね!
サブドメインの取得方法
なお、サブドメインは本ドメイン(独自ドメイン)を取得したサイトで設定できます。
サブドメイン取得の基本的な取得の流れは以下の通り。
- 使用しているドメインの管理サービスにアクセス
- サブドメインの設定メニューを開く
- サブドメインを入力する
例えば僕がおすすめしているConoHa WINGでは、管理画面から以下の手順で設定可能です。
ConoHa WINGのサブドメイン取得手順
- 「サーバー管理」を選択
- 「ドメイン」を選択
- 「+ドメイン」を選択
- 「サブドメインを追加」を選択
- サブドメイン名を入力
- 「保存」を選択
他のサイトでドメインを取得している方は、利用中のサービスでサブドメインを取得する方法を調べてみてください。まだドメインを取得していないなら、ConoHa WING
【豆知識】サブドメインとサブディレクトリの違い
最後に、サブドメインと混同しやすいサブディレクトリについて解説します。サブディレクトリとは、本ドメインの後ろに任意のキーワードをつけたもの。ドメインの違いをまとめると以下の通り。
- 本ドメイン:〇〇.com
- サブドメイン:△△.〇〇.com
- サブディレクトリ:〇〇.com/□□/
サブドメインは本ドメインと異なるテーマのサイトを作るときに利用するのに対し、サブディレクトリは関連テーマを扱うのが一般的です。本ドメインが親で、サブディレクトリは子のように、カテゴリ分けしているようなイメージですね。
例えば、タワーレコードはサブディレクトリを以下のように使っています。
- 本ドメイン
- https://tower.jp/(トップページ)
- サブディレクトリ
- https://tower.jp/music/(音楽)
- https://tower.jp/dvd/(DVD、Blu-ray)
- https://tower.jp/books/(書籍)
ちなみに、サブドメインとサブディレクトリにSEOの優劣はありません。なので、新サイトを作るときに、既存サイトと関連性があるかどうかで決めると良いでしょう。
まとめ:サブドメインを取得してSEOに強い新サイトを立ち上げよう!
今回はサブドメインのSEOへの影響や取得方法を解説しました。
本記事の要約
- サブドメインとは本ドメインを元に設定するドメイン
- サブドメインはSEOに影響しない
- サブドメインで新サイトを作るタイミング3つ
- 本ドメインと異なるテーマのサイトを作る
- コストを抑えて複数サイトを運営する
- 本ドメインのSEO評価を受け継がせる
- サブドメインの取得方法
- サブドメインとサブディレクトリの違い
メインサイトがあるなら、サブドメインを使った新サイトの立ち上げにはメリットしかありません。サブドメインだからといって、SEO的に不利になることもないので積極的に利用しましょう。
とはいえ、SEOの知識がないままサイト運営をしてもなかなか効果を得られません。YouTube動画でもSEOについて解説しているので、学習教材として使って検索上位を取れるサイトを作ってくださいね!