【基礎】魅力的な文章になる魔法のwebライティング術【手順とポイントを解説】
webライティングの基礎や手順が知りたい…。
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ライティングの手順と基礎ポイント
- ①伝えたい内容、ターゲットを明確にする
- ②記事の構成を組んでみよう【超重要】
- ③読者が「納得」する文章を書く
この記事を書く僕はブログ歴が約3年。今まで1,000記事近く執筆してきて、文章で月50万円ほど稼いでます。
本記事の執筆者
EXTAGE株式会社 代表取締役|上場企業を含むSEO担当社数は30以上|出版書籍『文章でお金持ちになる教科書』『Webライターが5億円稼ぐ仕組み』
EXTAGE株式会社 ライティング責任者|記事執筆・添削数は累計3000記事以上|Webライター100名以上が在籍する講座を運営
今回は、魅力的な文章になるwebライティングの基本手順&ポイントを解説していきます。
これから初めてブログを書いたり、ライターの仕事を始めたりする方も、これさえ読めば問題ない内容に仕上げましたので、是非参考にしてみてください!
魅力的な文章になるライティング術を解説【基礎編】
早速ですが、webライティングの基本手順はざっくり以下の通りです。
webライティングの基本手順
- 記事の内容・ターゲットを明確にする
- 記事の構成を練る
- 本文を執筆する
上記について、具体的なやり方やポイントを紹介していくのですが、その前に一つ、必ず知っておいて欲しいことをお伝えさせてください。
そもそも良い文章とは、読み手の視点に立てている文章であり、「読みやすい、わかりやすい、信頼性が高い」といった3要素を満たしている必要がある。
つまり、あなたが目指すところは「読みやすくて分かりやすい、信頼性の高い記事」です。
大前提として必ず理解しておくべきポイントなので、念頭に置きながら読み進めていってください!
なお、良い文章の定義や文章力の必要性については以下で詳しく解説しているので、気になる方は先にチェックしておきましょう。
ライティングの基礎①伝えたい内容、ターゲットを明確にする
どんなに文章力が高くても、中身(内容)が薄かったり、そもそも読者に興味を持ってもらえなかったりする場合は、当然ながら読んでもらえません。
せっかく書いた文章を読んでもらえなければ何の意味もないので、まずは以下の項目に気をつけながら、記事の目的・読んで欲しい人・伝える内容といった部分を明確にしていきましょう。
- ターゲットが不明確なまま書き出すのは絶対にNG
- 情報を収集・整理して具体的な内容を考える
- 答え(要点)は最大でも3つまでに絞る
ターゲットが不明確なまま書き出すのは絶対にNG
webライティングについて学んでいると「ターゲット」という言葉をよく耳にすると思いますが、これはつまりあなたの記事を「読んでもらいたい人」のことです。
性別や年齢、持っている知識、気持ち、記事に辿り着くまでの行動などを具体的にイメージし、記事を読んでもらいたい読者を明確にしましょう。
なお、ここで重要なのは、ターゲットは何よりも先に設定すること。ターゲットが決まれば、その人がどんな理由でどのような情報を求めているか、そして何をどんな風に伝えれば良いのかを明確にできます。
ターゲットを決めない限り、内容も伝え方も絶対に決まりません!
情報を収集・整理して具体的な内容を考える
記事のターゲットが決まったら、インターネットや書籍などであらゆる情報を集め、整理整頓していきましょう。
ぼんやりとしたテーマに基づき、ターゲットの悩んでいそうなこと、役に立ちそうなこと、紹介する商品の詳細など、記事に必要だと思われる情報を隅から隅まで拾い、整理してから具体的な内容を決めていきます。
なお、この時のポイントは、必ず「メモ」を取ること。どんなに頭の良い人でも、莫大な量の情報を頭の中だけで整理するのは難しいですからね。
集めた情報は全てメモに取り、”見える化”させ、記事に盛り込む内容をピックアップしましょう!
答え(要点)は最大でも3つまでに絞る
答えとはつまり、その記事を読んで読者が知りたいこと。
いわば”記事のメイントピック”なのですが、多くても3つまでに絞らなければ本当に伝えたいことが伝わりません。もっと言えば、1つに絞るのが理想です。
例えばですが、あなたのおすすめするカメラについて書く場合、読者が一番知りたいこと(あなたが伝えたいこと)が画質の良さだとしても、細かな機能やデザイン、価格、重量など他にも深掘りして伝えたいことが沢山出てくるでしょう。
しかし、残念ながらたくさんのポイントを述べれば述べるほど、一番大事なこと(この場合だと画質の良さ)が伝わらなくなるのです。
要は、たくさんの情報を詰め込みすぎないようにしましょう、というお話ですね。
なお、要点の詰め込みすぎは、初心者なら特に避けた方が無難。何が言いたいのか分からない文章になりがちなので。
記事の答え(要点)は基本的に1つ、多くても3つまでと心得ておきましょう。
ライティングの基礎②記事の構成を組んでみよう【超重要】
ライティングにおける構成とは、文章を書く順番のことであり、記事の設計図のようなもの。
もっと簡単に言えば、見出しやタイトルを作成し、全体のバランスを整えていくことです。
結論から言って、webライティングの最重要ポイントはこの「構成」なんですね。
なぜなら、同じ内容の記事でも、構成によって伝わり方が大きく変わるから。どんなに短い文章でも、必ず考えてください。
では、構成のポイントや具体的な作成方法を見ていきましょう。
- 【迷ったらこれ】基本的な構成の型
- 【応用編】起承転結・序破急で作る文章の型
- タイトルと内容は一致させる
【迷ったらこれ】基本的な構成の型
基本的に、記事の構成は「結論→根拠(理由)→具体例(根拠の補足・提案)→まとめ(再度結論を述べる)」の順番で組んでいきましょう。PREP法を用いており、webライティングと相性が良いので、初心者はこれだけ覚えておけばOKです。
とはいえ、いきなり結論だの根拠だの言われてもよく分からないでしょうから、例として実際に僕が書いた記事の構成(見出し)を見てみましょう。
記事のタイトルは「ブログは匿名でも実名でもOKです【悩んでいるなら匿名で始めよう】」で、ブログは匿名ですべきか?実名ですべきか?について書いた記事です。
タイトル:ブログは匿名でも実名でもOKです【悩んでいるなら匿名で始めよう】
大見出し:【結論】ブログは匿名でも実名でもどっちでもOKです(結論)
大見出し:ブログを匿名で書くメリット・デメリット(根拠)
∟小見出し:ブログを匿名で書くメリット
∟小見出し:ブログを匿名で書くデメリット
大見出し:ブログを実名で書くメリット・デメリット(根拠)
∟小見出し:ブログを実名で書くメリット
∟小見出し:ブログを実名で書くデメリット
大見出し:悩んだら匿名がおすすめ(具体例/提案)
大見出し:まとめ:匿名でも実名でもOK!自分に合ったブログ運営を(まとめ)
この記事の結論、つまり読者へ提示する答えは「ブログは匿名でも実名でもどっちでも良いですよ」ってことなので、最初の見出しへ。
そして、結論に対する根拠となる両者のメリット・デメリット→「悩んだら匿名が良いですよ」と具体的な提案(例)→まとめで再度結論を述べるといった感じですね。
見出し内の本文も同様に、「結論→根拠→具体例→まとめ」に当てはめて構成を組んでおきましょう!
【応用編】起承転結・序破急で作る文章の型
上記でPREP法を用いた構成の組み方を紹介しましたが、応用編として他の構成方法も紹介しておきます。
まずは、小説やコラムなどでよく用いられる「起承転結」で考える方法。
これが基本じゃないの?と思ったかもですが、文章にストーリー性を持たせられる反面、答え(結論)がすぐに出てこないので、web上では読み進めてもらえない可能性があり、使い勝手が微妙なんですね。
起承転結の内容
- 起:本題に入る前の説明や、問題定義
- 承:メインテーマの展開(本論)
- 転:新しい発想や視点の変更で読者の興味を引く
- 結:結論をまとめる
そして次が、起承転結の”転”を省略したイメージの「序破急」で考える方法。
最もシンプルな文章構成なので、初心者でも使いやすいかもしれませんが、記事により向き不向きがあります。本記事のような解説記事や論文、データ紹介などに適していますね。
序破急の内容
- 序:本題に入る前の説明や、問題定義
- 破:メインテーマの展開(本論)
- 急:結論をまとめる
本来、構成の考え方は記事の内容やターゲットにより適切なものを選択すべきなのですが、初めのうちは自分に合ったものを選んで型を決めてしまうのがおすすめ。
最低でも「PREP法」はマスターしておきましょう!
タイトルと内容は一致させる
タイトルが重要なのはもうご存知だと思いますが、読者の興味をひきたいあまり、肩情的になって内容と一致しないものはNGです。
仮にタイトルに惹かれて記事をクリックしても、書いている内容が違ったり、タイトルで感じた魅力がなかったりすれば、読者は裏切られた気持ちになり、結局記事を読み進めてもらえませんからね。
あくまでもタイトルと内容は一致させるべきなので、煽りすぎないように注意しておきましょう!
ちなみに見出しタイトルも同じです!
ライティングの基礎③読者が「納得」する文章を書く
ここまできてようやく文章を書き始めるわけなのですが、構成がしっかり組めていれば難易度は高くないはずなので、スラスラと筆を進めていけばOKです。
ただし、一つだけ意識してほしいことがありまして、それは「読者を納得させること」。文法や文章テクニックよりも、よっぽど大切です。
”説得”でなく”納得”というのがポイント。自分の文章で意見を押し付けるのではなく、知りたい情報を過不足なく伝え、あくまでも判断は読者に任せるような書き方をしましょう。
なお、執筆における基礎テクニックと注意点は以下で紹介していきます。
- 最初に覚えておきたい8つのテクニック【文章表現の基礎】
- 文章に自信がないからこそ短文表現を心掛ける
最初に覚えておきたい8つのテクニック【文章表現の基礎】
web文章ライティングに必要な文章の基礎として、最低でも以下8つは覚えておきましょう。
- 同じ語尾の連続は原則禁止(~です、~ます、~た、~でしょう)
- 「~たり」は原則2つ以上セットで使う(OK例:遊んだり、勉強したりする)
- 「れる」「られる」の多用に注意(思われる等)→曖昧な印象を与える
- 「!」「?」の乱用に注意→品が落ちる
- 一つの文にあれこれ詰め込まない(一文一意を意識)
- 似た意味の言葉を繰り返さない(×利用が可能です→利用できます)
- 指示語(これ、それ等)は避ける
- 具体性を盛り込む(納期が迫った→納期が3日後に迫った)
詳しい解説を始めるとキリがないので省略しますが、上記7ポイントに注意するだけでも幼稚なイメージが抜け、読みやすくて分かりやすい文章に仕上がります。
文章に自信がないからこそ短文表現を心掛ける
文章に自信がない初心者こそ、ダラダラと長文を書くのはNG。できるだけ、書かないことを考えてみてください。
伝えたいことがたくさんあるのは分かりますが、書けば書くほど、深堀すれば深堀するほど、読者には伝わらなくなってしまいます。あなたに文章スキルがないなら尚のこと。
長い文章を「長い」と思わせないだけの文章スキルがつくまでは、短文・そして簡潔に、読者に伝えられる表現を意識してみましょう。
写真や箇条書きの活用も効果的!
まとめ:ライティングの基礎をマスターして魅力的な文章を書こう!
では、本記事を要約します。
ライティングの基本手順とポイント
- 伝えたい内容、ターゲットを明確にする
★ターゲットが不明確なまま書き出すのはNG
★情報を収集・整理して具体的な内容を考える【メモで見える化させよう】
★答え(要点)は最大でも3つまでに絞る【理想は1つ】 - 【超重要】記事の構成を組んでみよう
★基本的な構成はPREP法で考える
★記事によっては起承転結や序破急も有効
★タイトルと内容は必ず一致させる - 読者が「納得」する文章を書く【説得ではない】
★最初に覚えておきたい8つの文章表現テクニック
★文章に自信がないからこそ短文表現を心掛ける
以上はライティング初心者がまずおさえるべき基礎なので、何度も繰り返し読んでしっかりとマスターしておきましょう。
はじめはなかなか難しい作業かもしれませんが、ライティングを上達したいなら、とにかく書いて書いて書きまくり、慣れていくことが一番の近道です。
頭で考えるより、まずは行動してみてくださいね!